建設事務所 家畜保健衛生所 保健福祉事務所 工科短期大学校 上伊那の商工会の皆さん

決算特別委員会の現地調査が伊那合庁であり、
地元県議として出席。

昨年は委員長として第一班だったので、
第二班を選択して傍聴。
・・・すると、、、委員で垣内県議がおり、地元県議として酒井県議、向山県議も。。。
佐々木県議は欠席だったので、上伊那の県議はみんな第二班!
選択をする前に聞けば良かったな、、、と。

午前中は下記の3か所

  1. 伊那建設事務所
    ・道路や砂防などの施設は、住民からの声もあるが、職員が定期的に点検している
  2. 伊那家畜保健衛生所
    ・家畜は暑さに弱く、餌を食べる量が減ったり、繁殖機能も低下するなどの影響がある
    ・獣医師は足りないので、大学へリクルートや高校生へアピールもしている
    ・農場HACCPについては、衛生水準が高い農場としてアピールできる!と農場主へ説明している
  3. 伊那保健福祉事務所
    ・生活保護について相談に来た方が申請には至らない理由は、預金や年金があったり親族がいたり、、、など。慎重に調査をして対応をしている
    ・過支給については、悪質な場合は居住実態がないのに受けている人もある

午後は、

  1. 南信工科短期大学校
    ・昨年進学した生徒は、諏訪理科大へ3年次編入
    ・今年も1名
    →県内の4年生大学へ編入できることをもっとアピールする(特区制度)
    ・本校は、文科省系列の学校ではないので、学生支援機構の奨学金を受けることができない
    →その代わりに厚生労働省系の奨学金があるが、、、これは貸与型のみ
    ・生徒の確保のため、寮が欲しい
    ・本校の特徴は、地域の企業の皆さんが振興会を形成して支えてくれている

一旦帰って、箕輪町へ。
15:30~上伊那の商工会の正副会長さんらとの懇談会。
上伊那地域振興懇談会

  • 人口減少、働き手不足、若い人の流出は深刻
  • 一方で観光や環境などの新しい取組も広がり始めている
  • 最近の県内の経済状況は、持ち直している、、、という判断だが、雇用をみると楽観視できない
  • 地域経済を支える人材確保は、連携して取り組まなければいけない
  • 上伊那の小売業は、30年間で2344店から1265店と半分になっている
  • 上伊那は製造業が多く、松本、長野についで三番目に製造品出荷額が多い地域
  • 観光消費額が少ない地域だが、ワースト2位から3位になった(木曽、南信州に次いで)
  • 価格転嫁は、労務費がなかなか進まない
  • 長野県土砂等の盛土等の規制に関する条例、30cmというのはとても厳しい、厳しすぎる

 

  • 箕輪町商工会は、歩けるまちづくり、多世代の居場所づくり、災害に備えるまちづくり、を考え、関係人口の増加などに取り組む
  • 南箕輪商工会は、会員企業へ毎月「何でもいいから気軽に相談して!」と質問票をFAXしている。関税など、不安に思っている事業所は多い。
  • 宮田村商工会は、様々な職種で経費増がじわじわと経営を圧迫している。熱中症アラートが発出され、しょうがないのだが、屋外作業が滞る。申請などは、不正防止の面もあるが、簡素化をお願いしたい。
  • 飯島町商工会は、チェーン店はありがたいが、町中のスーパーの閉店は痛い。多くの事業所で、社員研修など人材育成の資金的な余裕がないので、支援をお願いしたい。
  • 猛暑の影響で、感顧客を含めた人の流れが鈍化し、消費行動に表れている。暑さによる作業効率の低下は生産性を下げ、事業主にとってマイナス

といった話があり、県議からもそれぞれ10分ぐらいずつ県政報告(所感発表)
あとの懇親会を含め、様々な意見交換や情報交換ができました。

思ったよりもストレートに悲観視する方は少ないと感じましたが、
先々の具体策が少ないのも現状、、、とも感じました。
人口減少下でも、地域経済が成り立つため、何を行うべきか、、、
南箕輪村商工会で行っているアンケートは面白い!と思いますので、今後の展開に期待します。

県も商工会の皆さん(連合会)と様々な支援策を始めています。
まずはお気軽にご相談ください!

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