現地調査 危機管理建設委員会 中南信R4③

県議会、危機管理建設委員会の現地調査は、本日3日目、最終日。
木曽合庁からスタート。

原木曽町長、大屋上松町長、向井南木曽町長、唐澤木祖村長、貴舟大桑村長より陳情(要望)等を頂き、意見交換など。(越原大滝村長は昭和59年に起きた長野県西部地震の発生日の行事があり欠席)

・もう少しで越水し、大氾濫を起こすところだったが、既存ダムで凌げた
→が、河川の改修は不可欠である
・昨年、河川が災害を受けた。県の事業は着手してくれたが、これまでに地域の業者の体力が落ちていることもあり、町の農業施設には昨年、手を付けれなかった
・木曽川の右岸道路の整備、改修を
・19号の雨量規制。今の150mmは超えることが起き、身動きが取れなくなった
→昨年200mmも経験したので、規制を上げて欲しい

といった話が印象的。
その後、委員から質問など意見交換。

・災害時など、いちいち入札をやっていたら時間がかかるので、即発注できるよう見積合わせでやった事業もある
→現在、積算をしたときから受注する時に資材価格が上がっていることもあり、こういった面からも早期の契約は重要
・右岸道路は、全線を
・リニアの排出土について、まだ利活用が決まっていない

その後、
・木曽建設事務所
・木曽地域振興局
から概況説明、そして質疑応答。

・雨量規制については、基準を上げても大丈夫か?
→国で決めること
・建設事務所としては、右岸道路は北部は計画していないが、迂回路がないところは検討していく
・郷学郷就について、木曽青峰高校で建設現場へ行ったり、CADの指導をしたりしている。
→昨年は30人中4名が地元建設業に就職した。その後についても調査する

といった意見や質疑がありました。

8月27日にオープンした二つの御嶽山ビジターセンターの内、さとテラス三岳へ。

・8年前の反省の下、常に対応ができるように、名古屋大学の研究施設がこの地にある(現地に常駐)


・火山マイスターは18人いる
・2週間で1600人が来場
・ただ、火山の状態は8年前に戻っていない

そんなお話を頂きました。

展示された品など、噴火災害の悲惨さや恐ろしさを感じると共に、自然への畏敬を感じました。

また、千葉県市原市のチバニアン(地磁気逆転地層:約77万4000年前)の証明として、御嶽山の噴火による火山灰がある、、、などの話もあり、興味深く聞きました。

ツイッターでの口コミ掲示板やマップ上にコメントをかけるボード、、、などもありました。

その他、様々なデジタル機器を使っての情報提供

景色も良かったです。

361号の姥神峠道路の延伸や、その事業が復活した理由である神谷下の崩落個所を視察。

午後は松本へ移動し、
消防防災航空センターへ。

概況説明を受け、救助活動の動画を拝見させて頂き、山岳県である本県における防災ヘリや隊員、職員のみなさんの活動に敬意を感じました。

 

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