会派調査02

昨日に引き続き、県議会の会派新政策議員団で現地調査2日目。
(今年は泊りではなく、それぞれ一旦帰って改めて集合)
本日は富士見町。

  1. ユニバーサルツーリズム(富士見高原リゾートの取組)
  2. 野菜を核にした観光(カゴメ野菜生活ファーム)

の調査。

ユニバーサルツーリズム(富士見高原リゾートの取組)

・ユニバーサルツーリズムを県内では先駆的に取り組む
・少しずつ需要は増えている
・注入酸素が必要な子も
・県内各地の養護学校の児童生徒が毎年訪れる
・大学の先生と研究(格差なく楽しめるジオパークを目指して-ユニバーサルツーリズムの取組に対する実践報告)
・総合観光会社:DMC:宿泊体験などを合わせて行う会社
・2015年から啓蒙活動を始めて10年かかった
・各地の高原でのイベントでカートのデモンストレーションをしたり
・養護学校へ営業へ行ったり(最初に営業をして3年かかった)
・社協なども時間がかかったが、来てくれるようになったら毎年来てくれるようになった
・学校などで来てくれた人は、家族で来てくれ、家族も喜んでくれる
→信州型ユニバーサルツーリズム、、、にしたい
・最初は介助の必要な方だけだったが、今は要介護、医療的ケアの必要な子も
・知的障がいの子も
→ホテルとすると、そういった子が来てくれると、何が必要か、学ぶことができる
・今は山梨県や静岡県の学校などからも来てくれる
・スキー教室で来てくれる学校も増えている
→特に体の不自由な子がクラスにいる学校など(障がいがあってもなくても一緒に楽しめる)
・宿泊と体験をセットで提供できるのはここだけ!
・S47に会社が設立。県の開発公社が造った施設だが、現在残っている施設はここくらいだろう

 

Q.ユニバーサルツーリズムを始めたきっかけは?
A.18年前に来た盲学校の子たち。そば打ち体験をして「すごい!」と思ったことから。
A.当時、地域の高齢者をバスで温泉に連れてきていて、認知症の方も普通に来ていた。
A.今でいうフレイル予防になっていた
A.山好きで昔は登山をしたが、今は車いす。「また八ヶ岳を見たい!」というお客がいた
A.2010年にアウトドア車椅子をメーカーの展示会でみて、
諏訪養護学校の子に来て乗って貰ったりして、実際にやってみた

Q.ホテルにアウトドア車椅子や電動車椅子などの道具があるが、費用などは?
A.道具を借りるだけなら無料。スタッフを付けるならば有料。

Q.病院とのコラボは?
A.富士見高原病院の作業療法士に来てもらったりしている。
(高原のベンチセットも、車椅子が入れるようになっている)

などの説明や質問のやり取り。
障がいがある家族・仲間がいても、一緒に泊れたり、観光(高原の散策)を楽しめる場所。
「一緒に」
という優しい気持ちを感じるコトができ、ロケーション的な気持ちの良さに加え、とても良い場所!と思いました。
格差なく楽しめるアウトドア観光
素晴らしいです!

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野菜を核にした観光(カゴメ野菜生活ファーム

最初にファクトリーツアー(工場見学)

担当の方とタブレットを使った説明。

小さな子も単純に話を聞くだけでなく、興味津々。

環境に配慮した取り組み。

バイオマス、プラスチックに対する考え方は、広く広がれば、、、と思います。
特に工場からでる二酸化炭素はトマトハウスへ送られ、光合成の活性化になっている、、、とのこと。

・契約農家と種をまく前から契約し、全量買い取り
・露地栽培のみ、、、ということで、産地を全国、世界各地にもっている
・濃縮してドラム缶で凍らせて運ばれる
・入笠山の伏流水でジュースになる
・複数人の五味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)識別の専門家が味を一定に保っている
→味覚は機械はまだ人間の域には達していない
・1968年から富士見町で製造している

工場見学の後は、ファームの社長さんからご説明頂き、意見交換。

・夏休み中は併設レストランは2時間待ちだった
・お客さんの3割が県内
・近隣の別荘を利用するご家庭などは何度か訪問してくれている
→季節によって収穫体験できる農産物が異なるから
・このエリアで50年以上前からトマトジュース、缶詰をつくってきた
・地域への感謝の気持ちは強くある
・今は、トマトの会社から野菜の会社
・ここでの体験がカゴメのイメージにつながる!
・地域貢献とファンづくりをここで行いたい

景勝地などの豊かな自然の中での観光はもちろん長野県の魅力ですが、
こういった飲食関係の施設も、集客力がある場所、、、です。
地域貢献につなげたい!という気持ちもとてもありがたい!
そんな企業と地域のコラボ施設が、上伊那にももっと欲しい、、、ですね。

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