地域にとっての県立木曽病院とは? 行政書士会

県内の超党派の女性議員の会を中心とした皆さんと、
県立木曽病院、木曽圏域の今後の医療体制について、
地元の大畑県議と共に意見交換。

2月に木曽病院から、
令和7年度末をもって常勤麻酔科医師を確保する見通しが立たないということで、
分娩を取扱う産科医療体制を維持し続けることが出来なくなくなる、、、
R07.02.05 木曽病院の参加医療体制の見直しの可能性について
という報告があり、
同様に分娩できる病院のない大北圏域と共に地域に分娩のできる病院を!!
という要望の署名活動をしている同会。

それぞれの想いや意見交換の内容

・声を上げた際の県の反応
・子どもを産めない地域を選ぶ子育て世代はいるのか
・木曽福島はJRの特急も停まるし不便さはあまりない
・病院(県)対地域住民、、、という構図になりがちだが、そうではなく協力関係で
・県も町村も移住を促進している中で病院は重要
・医師の確保ができない、、、というが、県立病院機構は本気で医師を募集しているのか?(ホームページで募集もしていないが?)
・県も病院も苦渋の決断なのは分かるが、医師確保など精一杯やっているのか疑問に感じる
・私たちが医師を募集しても良いのか?
・(来てくれる医師がいたら雇って貰えるのか)
・地域医療構想は、この地域のような公立病院に向けていない
・医師の高齢化は進んでおり、将来的に産科医療だけでなく他の診療科も減る可能性がある
・遠方の分娩取扱施設で出産する妊婦の移動費及び宿泊費の補助事業はあるが、根本的な問題
・木曽病院に派遣された医師用の官舎はとても古くマイナスでしかない
・夜勤もある中で近場に綺麗な宿舎があるべき
・近場に食事をとるところも少ない(安曇野の子ども病院も同様)
・この状況は前から分かっていたことなのに、何もやってこなかった
・で、現在
・ここを好き!と思ってくれる医師はいるはずなので、もっと発信すべき
・県で契約したインフルエンサーに観光だけでなく地域の良いところを発信して欲しい
・山間地や僻地の病院で働く医師等、縁と恩しかない
・木曽病院は、木曽圏域の病院として木曽町だけで考えるのではなく圏域で守るべき
・財政(人工減少)、医師の働く自由など、県の対応は「しょうがない」とも感じるが、最大限の努力をしているか

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個人的に、、、
人口減少の中、地域の安心できる暮らしを守るために、
木曽圏域には木曽病院は必要と考えます。
そして、今後の建て替えを見据え、どこまでの診療科をおけるか、、、
分娩ができるか否かと共に、重要な局面であると認識します。

圏域の医療の砦として、
県の一定の支援も不可欠な病院でありますが、
地域の方々の支えは、もっと大切です。
本日の話でもありましたが、
手作り弁当やキッチンカーでの食の提供、
住環境の向上、
などは地域でできることであります。
来てくれた医師に
「良いところだなー」
と思って貰えることが、ゆくゆくの確実な医師確保につながると。

・・・このことは、どこの地域も同様です。
医師が来ない、診療科が減る、、、
20年来、医師確保は叫ばれていますが、
今一度足元を見直し、医師の目線に立った環境整備を
地域ぐるみ、圏域ぐるみで行うべきと感じた次第。

県議会議員として、
県のできることを明確にするとともに、

地域での取り組みを応援したい、、、と思います。

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お昼は会場のふらっと木曽さんで。

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夕方からは、長野県行政書士会伊那支部の皆さんと懇談会。

住民の皆さんや企業と行政をつなぐ、
身近な相談先として、行政書士さんらのご活躍に感謝です。

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