午前中、中川村で林業に携わるお二人の方からお話を伺いました。
お一人目、
広い山林をお持ちで、代々植林など山の手入れもされている方で、
良い山をつくりたい、、、そんな想いをお持ちでした。
- 40代から林業を
- 補助金はありがたいが、申請など疑問に思うこともある。
(例えば、、、一定面積の間伐が必要なので、面積などの条件を満たすために不要な伐採もしなければいけない、、、など) - 大北森林組合のことがあったので、厳しくなるのは理解できるが・・・。
- しかし、本当は補助金に頼らないで生業となることが理想。
- 全くの個人で個人の森林でやっている人は少ない
- 季節の仕事
(秋から春にかけて林業、春から秋は農業、秋は松茸、、、など) - 山の仕事は、想いのある人でないとできない
- しかし、想いがあれば、難しい仕事ではない
- 信州なかがわ木の駅プロジェクト、、、林地残材を買い取ってくれる
→山を綺麗にして人工林の荒廃を抑える
→山が元気になる、持続可能な暮らし、、、などなど - 薪ストーブの利用家庭も増えているので、木材が循環できれば
・・・建材として利用できる木材は、柱がとれる太さ18~20㎝、長さ3mぐらいで良いとのこと。
太ければ何本も取れる可能性はあるようですが、そこまで太くなくても出荷できるという話は知りませんでした。
それよりも真っすぐであること、節が少ないこと、、、などが重要。
まとまれば枝なども買ってくれる業者はある、、、などの話もありました。
成長過程でしっかりと光合成をし、育ったら建材などになり、余ったものは最終的には薪やボイラーの燃料になる、、、木ってすごい!と改めて感じました。
お二人目は、
林業の経営者(言い方はあっている?)
- 地域づくり協力隊として中川村へ偶然移住
- 最初は何をすれば、、、と迷っていたが、林業を選択
- 生業を、やりがいのある仕事、一定の収入がある仕事、、、とすると、特に収入は少ない
- 林野庁の設計単価なのだろうが、山の仕事の単価は安い
- 補助金は申請書など使いづらい
→大北の事件があったので、しょうがないが。。。 - 一定の信頼で出して貰えないか
- 直売所の農産物など安すぎると考えるが、木材も同様
- 適正な価格で販売すべき
- 昨年、木材の価格が上がったが、今は少し下がっている
- 譲与税など、書類が多く大変で、個人で林業をやっている人は申請は厳しいと思う
- 林業という産業は離職率が高い
- 民有林に手が入らず、モザイクな森林が増えている
- 収入が増えるようにならなければ
従業員も抱えているので補助金の申請書などを書くことができるが、少ない人員では厳しい。他の業種と同様に人材不足であり、担い手を増やすためには木材の価格が安定した高値であって欲しい。
そんな話を頂きました。
個人でも従業員を抱えていても、林業は地域のためになっている!
そんな気概をもって仕事をされている、、、と感じました。
尊いお仕事です。
繰り返しになりますが、森林や山に手が入ることは、様々な面で地域や国のためになります。
良い形で循環できるよう、陰ながらサポートしたいと思います。
個人的には、薪ストーブの薪の調達も、もっと考えないといけないな、、、と。
・・・
442年ぶりの天体ショー。
自分のスマホではうまく撮れず、合成写真のよう。。。😢
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