午後、中川村へ。
現在、小学校2校、中学校1校の同村。
新しい学校、施設一体型の小中一貫校をつくる方向で動いていますが、
本年度は、語り合い(全地区、保護者、子ども、村議会、、、など)を行い、様々な学習会も行われてきた中で、
「いろいろなアイディアが出てきて、これから一緒に取り組んでくれると感じ、ワクワクしている」
とは片桐教育長の言葉。
「中川村の教育の強み」
・単に少子化、、、ということでなく、
・安定した人間関係の中で子どもたちは素直に育つ
・自己肯定感の低さが課題
→自ら考え、判断し、行動して、人生を開拓する力を育む
・子どもたちの学びのエネルギーであふれる学校
・子どもたちにとって楽しく居場所となる学校
〇探究的に学ぶ、、、主体性を
〇ごちゃまぜ学ぶ、、、自分も他者も大事にし、違いを認め合い、共に生きていく力を育む
〇中川村全体を学びの場としてグローカルに学ぶ
令和6年度は「新たな学校づくり委員会?」を立ち上げていく
と話は続き、そして本日はシンポジウム。
基調講演は、長野大学の早坂淳氏
教育は、正解がない。または、正解が変わっていく。
が、、、コロナのパンデミックの間に二つまとまった
一つ目は「探究」・・・これは世界の教育学者否定する者は誰もいないだろう。
二つ目は「協働」・・・今回の中川の「ごちゃまぜ」と同意。違うものがぶつかり合って新しいものが生まれる
世界の教育学者は、世の中は大きく変わってくるだろうが、この二つはしばらく変わらないだろう、、、と。
探究・・・主体性と多様性がキーワード。
今の教育でもできる。ただ、、、経験がないので試行錯誤しながらだが。
協働・・・対話と共感がキーワード
一人一人が自分が市民となってつくるのが協働
まずは中川村の大人が、
探究×協働
【地域とともにある学校、学校を核にした地域づくり】
・・・新しい学校は、子どもだけでなく大人も探究できるような学校を!
これからの中川村は、探究×協働、、、があふれる。
子ども達に大人の背中を見せよう!
Q.個別最適化した学び、先生よりもAIにやらせたほうが効率が良いと思うが、、、将来、残る科目は?
A.教科学習は、AIが行ってくると思う。ほとんどの教科はAIにお代替されると思う。そうなると、学校の機能が大きく変わる。教育学者がなぜ、探究と協働か、、、AIは、背中を見せれない、楽しんでいる大人などの姿を見せることができない。探究、、、「お前面白いことをやっているな!」とか感情を教師がいうこと、、、など。協働的な学び、、、一緒に何かやる学び、、、これも残るだろう。
といった話、質疑応答がありました。
で、シンポジウム
「こんな学校になって欲しい」
・校舎、校則、子どもたちが考えて、先生は伴走で
・与えられたことをやるだけでなく(強制的な宿題やテストなし)
・教師も含めてお互いに尊重し合える学校
・フリーラーニングのような学びを増やして
・クラス替えをする中でクラスを超えた交流を
・中学生も小学校のクラブ活動に出れるように
・小学生が中学校の部活動に参加できるように
・みんなが笑顔で過ごせる学校に
・子どもが通いたくなる学校に
・スクールバスの検討を
・校内に地域と繋がる場所が欲しい
・不登校の子の受け入れ態勢を
・心配事などがあった時の相談窓口を施設内に
といった希望があげられておりました。
リニアの駅から下道でも30分、
中川村は、その立地と、教育という強力なコンテンツで、
選ばれる地域になる、、、と感じました。
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