委員会審査② R06.11

委員会審査二日目。
昨日に続いて教育委員会関係の審査。

川上委員に続いて、清水も質問。

Q.中学校の部活動の地域移行について
A.指導者登録、一月で72人。県の職員にも指導者登録をお願いしている。大学生への声掛けについては、大学の教育課程の一環でできないか、模索している。企業にも声をかけているが、もう少し時間がかかる。指導者の報酬については、今は国の支援があるが、8年度以降は不透明。仮になくなると持続できなくなる。受益者負担も考えなければいけない。指導とは別に連絡や会費などマネジメントが負担となることから、実証事業を参考に支援していきたい。

Q.教員不足の中、教員のフレックス制の導入やTOCO-TON(トコトン)の実践校へ教員を加配などできるのか?
A.柔軟な勤務をしたいと考えている教職員も一定数いる。働き方の選択肢が増えることで、離職の防止などにも期待したい。現状の配置や様々な配置で加配をしていく。

Q.教員の免許状を所有しない社会人が採用試験を受ける場合の条件はないのか?
A.臨時免許があれば、小学校は高卒以上、高校は短大以上の条件。小中学校ならば市町村教育委員会が臨時免許を出せばできる。

Q.TOCO-TONについて、私立は独自の教育方針を打ち出し、それに共感する教員が集まったりするが、公立の学校はそういうわけにはいかない。どう「学校の仕組み改革」に挑戦するのか?
A.校長を長期化するとか、研修を受けた教員など改革を進めることができる教員を配置するなどして、人事も考慮したい。初めは消極的な教員もいるだろうが、子どもたちの姿で教員も変わっていくと考える。

Q.高校のくくり募集について
A.毎年7月の募集要項の検討の際に決める。小学科のくくり募集、学科間のくくり募集、どちらにしても生徒自身が主体的に学べるようになっている。

Q.伊那新校は3月の案から大きく変更となっている。今回、約4000万円の設計変更費が計上されたが、予算はいくら増額となる見込みか?
A.一斉統合ではなくなり、解体、建設を繰り返して行う。仮設の建物も、2000㎡から3600㎡となる。実施設計の完成が来年7月なので、そこで金額が出る。

Q.公立の通信制高校については、私立よりも生徒の卒業後、社会へ出るサポートを考えて欲しいが?
A.通信制への進学、公立は96名、私立は900名あった。公立では、働くことへの関連付けなどを行っている。

Q.箕輪進修高校へ公立の通信制高校を
A.現在、私立の通信制高校はたくさんある。その動向をみていきたい。

Q.探究の授業について
A.校外へ出たりすることは推奨している。が、学校によって差がある。課題内容でも差がある。基本的には、生徒が自主的に取り組めるように、教員への指導もしている。同じ活動をするのではなく、伸びる力を更に伸ばすように。

Q.総合技術高校など職業科が複数ある学校では?
A.ロボット部などクラブ活動は、工業系学科だけでなく他の学科の生徒も一緒にできる。簿記の試験のための補修授業などがあれば、工業系の生徒も受けることができるなども可能。

といった質問を、与えられた時間内外にさせて頂きました。

TOCO-TONは、
教育長から答弁も頂きましたが、
強い想いを感じました。
学びの新しい当たり前を創る、、、
今回採択された10件(12市町村教育委員会(5市3町4村))の小学校46校、中学校23校、義務教育学校1校だけではなく、県全体へその輪が広がるよう期待します。

・・・・・

夕方、委員会で、
長野県校長教頭組合と教育に関する懇談会がありました。

教育条件の改善に関する取り組みとして、、、

・教育課程充実と学校における働き方改革について
・生徒指導における教員の配置について
・信州少人数教育推進事業の継続について
・特別支援教育の充実について
・教職員の研修について

などの話しがあり、

その他として、
・心身の不調で療休・休職を余儀なくされた教職員が増えている現状
・国に先駆けて35人学級を導入してきた長野県で、国基準で35人学級が達成された今、次の段階へ
・教員の持ち時間の軽減にもつながる小学校の教科担任制を
・忙しい副校長や教頭のためのマネジメント支援員の配置

といった要望なども頂きました。

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