知事と語る会

午後、伊那文化会館で行われた阿部知事と語る会に出席。

冒頭、県政報告会
「信州の明るい未来を拓く121の約束」
~確かな暮らしを守り抜く。真にゆたかな社会を創る~

・三期目は台風災害など毎年のような災害、そしてコロナ、危機管理と向き合う期だった
・行政だけではムリ
・コロナでは、「外出を控えて」「営業を控えて」など
・お一人お一人が感染対策に配慮してくれることで、医療崩壊や逼迫とならずに済んだ
・前回の選挙では、共感と対話を訴えたが、対話ができなかったので、今一度原点に返りたい
・「確かな暮らし」は、12年前から言っているが、「未来に向けて希望が持てる社会、安心して暮らせる社会」ということ

・子どもや若者に選ばれる社会を創っていかなければいけない
・地域から気候変動の問題に取り組まなければいけない。
・長野県は自然と共に成長してきた。
・次の世代に美しい信州、地球を引き継がなければいけない
・女性にとって暮らしやすい社会なのか
・世界の中で、若者に対する支出は、日本は少ない、、、。もっと充実すべき。
・社会全体で子供は、社会の宝といった認識で
→かなり踏み込んだ施策を行うべき
・産業が成長するには、人手が足りないは致命傷
多選の批判長期政権の弊害などもある。
・これまでいろいろな県の知事に仕えてきたが、、、知事が長いと職員が言い難いこともある。
・今の部長が係長くらいの頃から知事をやっている。
・逆に長くやった方が良いこと。
・他県や政府の方、県内の方とのつながり。
・国の諸機関などの会議に都道府県代表として入れる
・国からの補助金を使うことで満足せず、県民目線での対応を。
・「共感と対話」から「対話と共創」に

・日本は、全国一律の決まりやルールがたくさんあるが、東京都長野県では異なる背景がある
・憲法の話、、、生存権、幸福追求権、、、などはもっと具現化していないといけない
・新しいビジネスモデルを作らなければいけない、
・創造的な社会を創る必要がある。
・多様性が尊重される温かく公正な社会を

・・・・・県政報告を受けて・・・
伊那JCの中山理事長
・当たり前のことを当たり前に、当たり前を新しくつくる

・・・・・語る会・・・・・・・・
KOA株式会社取締役会長
「企業を取り巻く現状と課題について」
「脱炭素社会の構築・SDGsの取組みについて」

・我々産業界も同じく危機感を持っているが、一番大きな課題は、、、県の職員の仕事の仕方が下手。
・日本の生産性を下げているのは、公の職員であり仕事である
・生産性が低い!
・民間と一緒の会議など。分厚い議事録は出てくるが、我々のリアクションをどう改善に結び付けているか!できていない!!
・県の事業評価、県はこういう講師を連れて来て、何人出席した、、、という数字はでる
・が、、、出席した受講者などの評価がない。また、解決につながっているか?目的にあった内容だったか。送り出した経営者は評価するか?
・そういう評価がない。誰が責任をとるのか?

知事)
・これまでもご意見頂いている。変われていないのは、申し訳ない。
・今回の公約、三つあるが、、、、その最後、県組織も変わらなければいけない
・公務員制度のしがらみ、、、変えていきたい。私の仕事である
・4期目は、もっと政治家としてのウエイトを上げたい。
・UDC信州などまちづくりの分野に言っている職員は、ポジティブに動いている。
対話をしながら意欲を引き出したい。

三峰川みらい会議代表:織井氏
「流域治水(戸草ダム)について」
・三峰川の自然環境を守る、土地改良、利水を考えてきた
・近年の災害はすざましい。
・何としても安定した地域づくり、安心して暮らすために、治水利水のダムをもう一つ作ってもらいたい。天竜川全体の安全をはかることができる。

知事)
・防災減災対策、、、県としてもしっかりすすめなければいけない。
・戸草ダムについては、国の事業だが、地域の方が大きな関心を持っているのは知っている。
・天竜川全体としてどういう形で、生命財産を守るのか。

伊那新校懇話会メンバー、社会保険労務士:田畑氏
「教育の充実について」

・日本一の学びの県づくり、教育委員会のための改革ではなく、子どもたちのための改革
・成人が18歳からとなり、より自立を意識すべきで、他県で行っているような高校生の就活併願解禁を検討すべき
・高校再編、懇話会の議論は、どう検討されているのか?
・新しい高校の在り方を!

知事)
・高卒の新入社員は3年以内に止める率が高い
・一人一社制が真の要因ならば改革すべき。他に要因があるならばそれの対応をする
・教育委員会と知事部局の兼務職員をつくった
・学力テストよりも、子どもたちの持っている能力をどう引き出せるか、、、そういう教育が大切と考える。
・学びの県づくりである
・四期目は、高校再編は私もコミットしていきたい

・・・・・・・お礼の挨拶・・・
伊那食品工業株式会社最高顧問:塚越氏

・信毎の記事、、、、生活保護受給者の自動車の保有、、、東京と長野では違う、、、と指摘されていた。細かいことだがそういった配慮は知事のやさしさ。

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知事はとても真摯に仕事に向き合い、勉強家である、、、というのが、個人的な見解です。

知識は本当に多く、思慮も深いと感じています。

多選の批判についても、個人的には多選だから全部ダメ!とは思っていません。
阿部知事が4期目に入ったならば、県議会議員としてそういったチェックをしていきたいと思います。
今回の語る会も、もっと若者の言葉が欲しかった、、、と感想は持ちました。

子どもや若者に選ばれる社会を創るために。。。

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