委員会の県外視察の三日目、最終日。
宿泊をした豊橋市から新幹線で移動をして静岡県の三島駅。
静岡県立静岡がんセンター(静岡県駿東郡長泉町下)
○先進的ながん医療の提供について
○ファルマバレープロジェクトに関する取組について
がんセンターという機能というよりも、
県立という点が注目点。
長野県は、県立病院機構という独立行政法人で病院を運営しているので。。。(県の補助金は年間63億円)
・23年が経つ、、、が日本で一番新しいがんセンター
・患者さんの視点を重視、、、これの具現化のために
・ガン中間拠点病院
→センター的機能、
・同時に、緩和ケアに至るまで、患者をしっかり見ることを
・最大の50床の緩和ケア病床をもつ
・患者さんの相談支援を始めた、、、全国へ広がった
→よろず支援、年間15000件ほどの相談がある
内センターの患者さんは3000件
・日本の三大がんセンター
・信州大学のがんセンターが、都道府県としての機能は同じだが、、、3倍の患者さんをみている
・旧帝大の病院の2倍ぐらい、普通の大学病院では数倍の患者さん
・毎年数十人の若い医師が3年ぐらいの研修に来ている
・先端医療はもちろん(トップテン入り)だが、
・患者家族支援はトップクラス
・当時530億の投資で建設
・毎年60億の県費
・270万人ほどの人口で
・診断制度の向上、、、がんの診断はもちろん、がん以外の診断が重要
・ロボット、、、など先端医療は先んじて扱う、、、患者のメリット
・他病院で「治せない」という患者の5人に一人ぐらいは、ここでは治せる
→まだ戦える
・再発転移は極めて難しいが、、、
・医師のみならず、看護師などもレベルの向上
・住民の安心感・納得感のシンボルとなった
→この地域のがん検診の受診率、向上した
・9割が高齢者
・若い方は他の病気で亡くなる方が少ないので、がんで亡くなる率が高い
・遺伝性がん、、、弱い遺伝がありえる
・長野県は、遺伝性の病気が多い?
・健康管理として、、、
・予防
・がん検診(2~3割)
・日常診療(7~8割)、、、かぜなどで診察を受けて、見つかる、、、など
・手術の約半数は内視鏡手術
・相澤病院、、、陽子線治療を中止とした
→赤字、、、でということだが、果たしてそれで良いのか?
→助かる命があるかもしれないのに
・先端医療というと、手術や放射線、抗がん剤、、、とイメージかもしれないが、
→「支持療法」「緩和ケア」が最先端だと思っている
・がん患者の看取り、、、
・信州大学病院は、78名
・静岡県立がんセンターは、1186名
・国立がんセンターでも数百だと思う。
・患者家族の支援として、良い情報を伝えることができるように
・ガンと診断された時、ほとんど自覚がない
・患者が考える時間がある
→ガンの特徴
ファルマバレープロジェクト
・自立のための3歩の住まい(3歩で用が済む、、、というイメージ)
→20年後も考える
Q.AYA世代に対する取り組み等について?
A.がんセンターのAYA世代については、もともと小児科病棟があったが、そこへAYA世代病棟を。
若い時に抗がん剤、放射性治療など受けて、、、再発を懸念する。15歳までが小児科、それ以降では課題
終末期について、がんセンターで迎える人も、地域へ戻っての人もいる
市の担当者とよろず支援の担当が一緒に聞きに行くなども
Q.相澤病院の話。量子線治療。これに替わるものはあるのか?
A.山口名誉総長:新しい放射線治療、、、量子線とほぼ同じような治療ができたりする。
前立腺がんなどに有効。量子線は今は保健医療になるので、、、経費が大きな課題
Q.長野県は独立行政法人、、、県立のメリットデメリットは?
A.県立病院は4つある。3つが静岡市にあり、これらは独立行政法人。
がんセンターのみ外していた。
その後、、、病院の独立行政法人は良くないのでは?という話もあった
A.デメリットは、、、自由度(独立行政法人のほうが良い)。
が、、、独立行政法人は次のステップになかなか踏み出せない。例えば建設費など。
自由よりも、経営の持続可能性を重視している



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