100年の計! 公立のイエナプラン教育校!

(写真は広島県の福山市役所:視察中の写真は撮り忘れ。。。)

明日からの議会、環境文教委員会の県外調査(福岡県など)に合わせ、
せっかく遠くまで行くから!!
ということで、以前から行きたかった福山市さんへ。

全国初の公立校でのイエナプラン教育校などについて。。。

事前に16項目ぐらいの質問を送付して、
それに沿ってお答え頂き、質疑などをさらにさせて頂きました。

・まずは、、、福山100NEN教育があっての話である
・100周年の時に、次の100年のために子どもたちが行動できる確かな学びを!ということで、
100年の計画(2016~)を創った。

・2年目の2017年の時に、低学年の学びについて考えた
・言葉と数を獲得する研究をした、、、子どもたちは興味関心が異なる、「分かった!」も子どもによって異なる。
・興味関心持つ授業をどう作るか、、、
・2018年、、、県教育長、市教育長がオランダを視察、、、イエナプランに触れる
・もともと異年齢で集団学習をしていた常石小学校で、、、と
・学校の再編で閉校する方向だった
・この学校の創設自体が、企業を含めた地域の方と一緒に作った学校だった
・地域の企業から出資の話があり、耐震などもなかったので一緒に工事をしてくれた
・福山市立常石ともに学園ができた

・保護者のニーズはまさに多様
・移行期間は不安な保護者もいたが、子どもたちの姿が解消していった
・校長をはじめ丁寧に説明をしていった
・今は8割が常石外の子
保護者ニーズで教育内容を創るのではなく、子どもたちの様子で教育内容を創る、、、と伝えている。
・3年目になるが、学びが充実してきている。
・昨年から市内枠の30人がいっぱいになる。春に引っ越すことが決まっていれば抽選に参加できる
・今年は、新入生のみのオープンスクール。
・移住の子は2割
・市内の他の学校でイエナプランは考えていない
・が、市内全ての学校で100年教育を実施している
・常石ともに学園で、市内の教育の研修をしている

・県の教育長が全市町村の教育長へ声をかけてオランダへ行った(他市町村からはなし)
・オランダへ行った年から動き始め、翌年から移行期間
・100年計画があったから進めれた
・常石は行事などで異年齢の学びを行っていた
・以降期間の2019年、2020年は、低学年のみだったが、
・校舎の改修などで手狭になり、高学年も異年齢の学びを行っていた

・最初はイエナプランって何?
・まずは理解するところから
・「この教育で良いの?」という感想から始まった
・「つくるな!」という意見はなかった
・一方で再編統合しているのに、「企業の協力があるところだけ残すのか?」といった意見はあった
・地域の方のみで、大日方小学校を視察し、保護者の方へ説明をした

・一般財団法人ツネイシみらい財団は、もともとあった
・昔から、演奏会などに子どもたちを無料招待している
・先日は世界初の水素船の試乗会なども

・今回の学校建設について、整備は財団
・学校空調の時期に重なっていたので、冷暖房設備は教育委員会

・異動でくる先生には、特別な学校!ではなく、
今までやってきたことと何ら変わらないということを気付いて欲しい、、、と話をしている

・1~3年生のクラス編成
・通常学年だと、3年生で算数の繰り上げなどをすることはないが、
・異年齢なので違和感がない
・教科や学年の超えて、躓いたところに戻って学ぶことができる

・イエナの20の原則はあるが、それを読んでも「教師として大切なこと」として違和感はない
・教室は30人を教師2人配置(県2人、市2名加配)
・個別最適、共同的な学び、、、国も県も言っている

・自由進路学習を進めていく学校、県がかなり進めている
・常石は宣言していないが、やっている

・オランダ、自由に計画を立てて、子どもたちが自由に計画を立てて、、、
・やってはいるが、一斉でもやったり、4,5人でやったり、2,3人でも

・教職員、最初は戸惑っていた
・が、いろいろな子どもたちに対応し易い、、、と

・それぞれの学年でやっていた先生が言っていたのが
・「リーダー的な子はずっとリーダーなど、役割が固定されている」課題と言っていた
・1~3年生なので、1年生の時にはあまりしゃべれらなくても3年生になればしゃべる役割になる
・3年でしゃべる子が、4年になった時にはまた上に5,6年がいる
・集団の中で自分の役割が変わっていく

・イエナプラン教育校をつくることは決まっていた
・常石小学校で、日本語学校も学習塾も格安でやっていた

・一昨年、広報で新たにできた学校の紹介をした
・当時、「教科書をつかわない」「子どもたちが自由に」などの誤情報が流れた
・児童や保護者が選択するためにも、正しい情報を出す必要がある

・学びが変わる
・今の学びと来年の学びも変わっているかもしれない
・常石の学びも
・授業では、子どもたちが止まっているところなど、取り出してより良いものに

・「チャイムがない」という伊那小学校も視察へいった
・子どもの状況に応じて「チャイムがない」学校になったのに
・「チャイムがない」ことばかりに注目される違和感
・そこの子どもたちの様子から、子どもたちのために何が必要か

・中学校では専門的な学びが多いので、異年齢は考えていない
・6年間で力を付けて貰いたい!

といった話を頂きました。

そこにいる子どものために何が必要か、
すべては子どもたちのために、

そんな想いをとても強く感じました。
未来に向けて、、、しっかりと現場から学びを進めている福山市、
素晴らしいと思いました。

ご説明頂きました、
福山市教育委員会の皆さん、
本当にありがとうございました。

次は、学校を見に行きたいと思います!

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