R06.06 定例会 委員会審査 二日目

委員会審査二日目。
所属する環境文教委員会の午前中、川上委員に続き質問をさせて頂きました。

Q.観光などの地域の魅力を知って貰うために、学校の長期休暇を混雑期とズラすことはできないか。親御さんの働き方改革が進む中で、観光部とも協力すると観光振興につながると思うが?
A.同一郡市で研修などの日程はあるが、長期休暇は各学校で設定している。

Q.デジ図書信州は、全ての県民が自由に本にアクセスできる電子書籍貸し出しサービスとして期待しているが?
A.登録は、18281人、蔵書数は約27000冊。貸出は累計134240冊。来月で2年。学校との連携、GIGAスクール構想から学校で一括登録も。

Q.「アートの手法を活用した学び」を進めているが、県内の多くの学校等への定着を目指すというが、現状の広がりは?
A.県民文化部と一緒に行っている。拡がりが弱い。各地区の校長が集まる会で周知したい。

Q.白馬高校の断熱の学びについて、後に続いた高校も含め、その後の学びにどう生かしているか?また、本年度は2校のみの応募だが今後の展開は?
A.学校によって生徒が行うことは異なる。空気が教材になる。天気や気象、環境問題の学びに発展できると考えるので広めたい。

Q.高校の「探究」が始まり数年が立つが、その効果は? 普通科よりも職業科のほうが先に形になったと認識しているが、就職率や進学率に変化はあるか?
A.全体としての進学率は上がっている。大学入試についても学校選抜など総合などが生きている。企業からも、探究は有益であるという話もいただいている。

Q.私立、公立の定数、志願者数などの話しはあったが、私学は通信制を含めて多くのこどもの受け皿になっていると感じている。私立の人気の理由をどう捉えているか?今回の高校改革、再編統合で私学に負けない子ども達にとって魅力ある公立高校が生まれることを期待しているが、その想いを含めて教育長に聞きたい。
A.私立は学校の特色を出しやすい。公立は広い受け皿として突っ込んだものが出しにくい。今回の高校改革は、「夢に挑戦する学び」を掲げている。私学には私学の使命がある。高校改革はチャンス、夢に挑戦する学びが実現できるようにしたい。

Q.子ども達が主体的に学びたい学びができる環境がそれぞれの地域にあることが重要と考える。地元の中小企業の経営者に話を聞くと「高校生が欲しい」と言われるが、「職業科の生徒でなくても良い」とも言われる。技術は入社後幾らでも教えることができるから、「約束や時間を守ることができ、挨拶ができる人が欲しい」と言われる。
そういった中で、職業科の在り方は変わっていると個人的に考える。今回の再編統合で地元地区では、総合技術学校として、職業科がまとまる。専門性が薄まる、、、という意見もあるが、自分はくくり募集をし、高校に入ってから先輩の取組などを見聞きし、自らの興味関心を持つものをより明確にし、将来につながる学びを進めて欲しいと思っている。そういった面では、上伊那地区では、上伊那農業高校は既にコース制を敷いて2年へ進学するときにコースを選択し、探究の学びも特徴的だが人気高校になっていると認識している。本年の入試では、唯一の定数オーバーの高校だった。私学と公立の話があるが、子ども達に魅力ある学校ならば、子ども達が行きたいと思う学校であることが重要と考える。 そういった中で、普通科と職業科について、近年は少子化の影響もあるだろうが、子ども達にとってどちらが人気と認識をしているか。
A.今回の再編は、どこの地域でもほぼ同一の選択ができるようにと考えている。普通科、職業科では、充足率は、過去5年間で普通科96% 職業科94.2%。どこのガッコへ進学しても自分のキャリアを積み上げることができる学校であるべきと考える。

Q.高校再編・統合、このこと自体100年に一度の大変大きな機会。今後100年の地域の学校づくりのために、生徒たちにもっと関わって貰うべきではないか?
A.例えば赤穂高校は1,2年生全員が参加してのオンラインで新校の説明を聞いてもらった。小諸は令和8年に統合するが、2年前から弓道は合同チームで上位の大会へ進出したりしている。生徒会で文化祭の交流も行われている。こちらから仕掛けをしたいし、生徒の自主性も期待したい。

Q.今回の高校再編に大きくかかわらない高校についても、新しい学びや取組みを検討している。特に中山間地存立高校は地元市町村と共に必至である。こういった高校の取組への支援は?全国募集は望めばできるのか?
A.清水課長:地元の市町村が協力して、バスや町営の塾などの取組がある。高校生の学びの充実が重要。カリキュラム充実の支援をしている。生徒一人ひとりの相談に乗れるように、SC,SWなどを配置している。全国募集については、希望は複数校ある。許可する要素は、住む場所(下宿)、全国的に珍しい取組であることなど。

Q.コース制を敷いている高校は、教員が足りない中で工夫して行っていると聞く。この現状についてどう捉えているか?
A.生徒の学びのニーズに合わせて、クラス数以上のコースを敷いている学校は工夫している。
O.生徒のためならばもっと予算を付けて欲しい

Q.南信には通信制の公立高校がない。単位制多部制の箕輪進修高校は、その特徴としても通信制の受け皿になり得ると考えるが?
A.南信には公立の通信制高校がない。長野東高校にスーパーフレックス高校ができるので、それを参考に検討したい。

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といった質問をし、答弁がありました。

午後は、佐藤議員、向山議員が質問し、その後採決。

補正予算や請願陳情について。

で、文教分野(教育委員会関係)の審査は終了。

明日は、環境分野の審査となります。

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お昼には
1.長野沖縄交流促進議員連盟の総会
2.伊那谷木曽谷議員協議会の勉強会
がありそれぞれ参加。


(今週で異動となる清水企画振興部長)

2のほうでは、リニア中央新幹線をめぐる最近の動向の説明がありましたが、、、
残土の運搬に付近のご理解がなかなか得られない、、、などの話を聞き、どう説明をしているのか、、、少々疑問。全体の工期終了もはっきりしない中で、少々トーンダウンをしている印象を受けました。
南信にとって大きなチャンスと思うだけに、残念に感じました。
僕自身は変わらずチャンスと思って動きたいと思います。

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