新政策議員団 九州視察研修①

朝、6:46岡谷駅発の東京行きのあずさに乗って、上京。
浜松町からモノレールで、羽田空港第2ターミナルへ。
飛行機に乗って大分へ。

レンタカーで一路、佐伯広域森林組合へ。
【佐伯広域森林組合さんのWEBサイト】
100%再造林で文字通り循環型の林業を実践しているということで視察研修をさせて頂きました。

「山を守る」ということがどういうことか。
伐採→製材→販売、再造林、、、という川上から川下までの循環を。

組合長さんから
・4種類の杉を選び植えている
・2年半前のウッドショックでは、伐採する能力、製材する能力、植える能力を持っていたので、対応できた
・課題は、大きな木の需要が無くなっている
・今後の展開として、諸外国に依存している2×4材の生産を始めた。
・組合で製材所を持っているが、地域の製材所も巻き込んで取り組んでいる
・デジタル化を率先して進めている。

バイオマスチップのメリット
・山がきれいにかたづく
・鹿災害のネットなどをつけやすくなる。
・植栽できない場所を減らすことができる
・流木の被害を防げる(海に流れ出る、、、といった被害も)
・お金のなる(これも含めて、再造林の費用になっている

・主伐の体制は、80%が年収1000万円を超える
・再造林の体制は、年収300万円以下が30%
・主伐を行った人が再造林までやることが理想だが、効率化などから分けて作業する
・実際は、主伐をした際に地面をきれいにしておくことで、再造林班のやる気につながっていると考える。
・また、通年の労働力の確保のために、請負班の仕事が切れないようにしている。
・再造林して5年間は下草刈りをし、その後も10年目までは除伐をする。
→地主も安心して任せる。
・山奥などの条件不利地も確かにあるが、作業道をどんどん作って運びやすいようにしている
・地権者の集約化をするめるために、会員の世代代わりの際に声を掛けさせて貰っている。
(15年前は約5800人だったが、今は4700人)

育苗の段階では補助金も活用しているが、
そのほかの補助金は縛りが厳しいので、ほとんど使わない。
市からは、約5000万円の出資があるが、4200万円を配当している。

・・・・

そんな話がとても印象的でした。
他の知りうる森林組合さんに比べると自主財源での運営をされており、また、159名の職員さんと、請負作業者さんら130名という大所帯だからできるマンパワーも意識して作業をされている、、、と感じました。

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