産業観光企業委員会の上伊那での現地調査が終わったので、一路中野市中央公民館へ。
文教委員として、県の進める高校再編・整備計画の住民説明会の様子を調査に。
第一部(15:00~)にはさすがに間に合いませんでしたが、意見交換は半分以上きけました。(18:00~はフル出席)
現在ある中野立志館高校と中野西高校が再編統合され、総合学科高校新校ができる、、、とされた中野市。
・人口約42000人の中野市に高校が一つになってしまう
・学区内で普通科が減る
・大学進学のコースがない
・今回の住民説明会は追加で行ってくれたが、それでも知らない人の方が多い
・ユネスコスクールなど現在の素晴らしい取組みが継続されるか不安
などの懸念点が参加者から出されていました。
で、話を聞いていての論点は、
今現在の中野市の2高校に通う中野市の中学卒業生徒は、約30%。(両校とも定員の8~9割が中野市の生徒)
2021年の中学卒業生は1031人で、2035年は689人。
同じ率なら約200人が通うことになる。
今と同じ2高校なら、100人ずつを分けることになる。
(8~9割が市内の生徒なので)
普通科というのは減るが、総合学科高校で多様な進学に対応できるのか。
といった点。
どういった規模感が子どもたちのためになるのか?という中で、
学校内に多様性を生み、市外からも生徒を呼び込めるような魅力ある学校にしたい!ということで、総合学科高校を設置したらどうか、、、という再編整備計画(案)と感じました。
また、市に一つということで、キャリア教育などやり易くなる、、、という話もありました。
多様な希望進路への対応については「どう対応するのか」、、、具体的な策を示して欲しい、、、と感じました。
こういった形での住民説明会は終わり、、、とのことですが、「伝わっていない!」との声はかなりあるようです。さらに追加もアリでは?と個人的には思いますが、PTAや地域など団体で声をかければ県教委は来て説明するということなので、声を掛け合って開いて貰えれば、、、とも思います。
議決機関の人間として、とにかく内容、これからの子どもたちにとってどうあるべきかを冷静に見極めたいと思います。
今後設置される懇話会での検討にも注目します。
・・・ここでも、
「学校を減らすのではなく、少人数学級にしてクラス数を維持を」
という発言がありました。
県では、生活集団は40人学級でも、学習集団は習熟度別や選択科目で少人数になっている現状がある。社会に出る準備として、生活集団はあまり少人数にするべきではない、、、といった考え方があります。
また、少人数学級が良ければ、大規模校を含め「他の学校でも行うべき!」ということで、坂城高校で検証していますので、この検証をしっかりやりたいと思います。
・・・そもそも、学校規模とクラス規模の議論については、同じ土俵ではないのでは?と個人的には考えています。
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