アートの嗜み

昨日から県庁にて。
今日は28年の国民スポーツ大会(23年より国民体育大会から国民スポーツ大会に名称が変更となります)やワクチン接種などについて調査活動と、会派の同僚議員と意見交換など。

ワクチン接種については、県内の先行モデル市町村からレポートを提出してもらい、好事例や課題などを全市町村で共有して、しっかりと進めるとの話。(現状では、大町市の取り組みが共有されている、、、とのこと)
7月末までに全ての高齢者が接種完了となるよう支援しています。

午後、林塾の仲間が企画した
三潴末雄氏(ミズマアートギャラリーエグゼクティブディレクター)の
「現代美術・日本の力」
と題したご講演をWEBで拝聴。

日本人は、アートの嗜みがない、、、という。教養がない、、、だからアートは分からない、、、と。
アートは作品であり楽しむということがベース。
まずは好きだ!ということがあるべき。
これがアートに親しむ原点。
誰もがアートに嗜みがあるわけではない。

・・・自分自身、「アートは分からないから、、、」と思っていました。県立美術館を訪問させて頂いた時も、そんな気持ちもありました。
が、、、自分が「好き」と思ったり「興味」を持った、、、そんな作品を素直に楽しむことで良い、、、と。

これから、芸術作品を見る目が変わりそうです!

下記はメモより

・アートの共同共有、、、アートを株みたいに資産価値で扱うことは、間違っている
・世界的にアートバブルが起きているが、90年にバブルの崩壊は経験している。
・それから、企業や銀行は手を出さなくなった。
・その時代に面白いアーティストが生まれたが、海外へ出て行った。
・日本は、大きな作品を飾る場所が少ない。
・アートは、鯉と一緒。小さな池で育てると大きくならない。
・若い才能を活かすには、大きな場所が必要。
・タイやインドネシアの人たちは、自分の国で働いているほうが儲かるようになってきている。
・シンガポールなんかはずっと自由。アジアの国々が豊かになってきている。
・香港は、無税だから、輸入も輸出も。だから作品などが集まる。
・日本人がもっと買えばよい。
・世界のマーケットは、7兆円ある。
・日本は3%ぐらい。ダンスとかお芝居とか入れて。
・日本の文化庁、予算が少なすぎる
・韓国の三分の一
・文化庁から文化省へ、、、と運動している。
・が、会員からお金を集めて議員先生とご飯を食べている。ロビー活動で変わるか?
・もっと総合的に日本の文化を世界へ。
・建物など古いものへは予算がついても、新しいものにつかない
・売れない芸術家、申告をほとんどしていないので、ころなで困窮

・あいちトリエンナーレは、表現の自由ではなく、政治的なプロパガンダなどを使ってアートというのはおかしい。問題あるものなどを事前に説明してやれば良かったが、それもせずにやったから。
・アートはエンターテイメント。お金を払って見に来て貰っている。

・芸術、作家も生活するために売れないといけない。
・マーケットがないところにアーティストは育たない。
・作家の支援のためのスタジオの提供など。
・ギャラリーよりもアーティストそのものを支援できるような施策を。特に若者を。

・情操教育というが、カリキュラムでは音楽や美術の時間が減らされている。
・減らされて英語が入っている。もともと触れる時間が短いのに、更に減らされている。
・美術館は、小学生などはタダ。
・美術館での写生など本物に触れる機会を増やす。特に情操教育、本物に触れる。

・欧米は、アートは産業。作品を買う人が多く、飾る人も多い。楽しむ人が多い。

・中国は国内に巨大なマーケットがある。内需で回る。
・書などは相変わらずのマーケット。
・チャイナタウンは世界中にあり、中国の作家をサポートしている
・文化大革命の時も国外ですぐに展覧会などおこなった

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最近は投資目的の売買も盛んになっているようですが、長期的に芸術家を育成できるような支援や芸術作品に触れる機会が増えるよう、考えていきたいと思います。

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