これからは・・・  県外視察①

本日から三日間の日程で県議会、産業観光企業委員会の県外視察。
まずは銀座NAGANOに集合して、
長野県東京事務所・銀座NAGANOの概要について。

東京事務所

正規職員:10名
市町村交流職員:2名(千曲市、飯島町)
会計年度任用職員:3名
駐在職員:1名

業務
・国会議員との情報交換等
・中央省庁からの情報収集等
・県による国等への要望活動
・全国知事会、関東地方知事会との連絡調整等
・各都道府県との情報交換等及び県内市町村の要望活動等の支援
・県出身者とのネットワークの構築、情報交換、情報発信等
・首都圏に向けての情報発信、広報

・企業立地に関する経済情勢や企業動向の把握
・建寧への企業立地の働きかけ
・首都圏における県内産業振興の支援

銀座NAGANO

正規職員:4名
市町村交流職員:2名(安曇野市、佐久穂町)
会計年度任用職員:2名
駐在職員:2名(長野労働局の就職支援ナビゲーター含む)
(一社)長野県観光機構
所長(県所長と兼務)、所長代理、職員32名(パート、アルバイト含む)

・来年10月、10周年
・コンセプト
「フェアではなくシェア」
「伝えるだけでなくつながる」
「観光地ではなく関係地」
・役割
「信州ブランドの発信」
「県産品の消費拡大や農産物の販路拡張」
「観光の振興と宣伝」
「県外からの移住や国内外との交流の推進」
・新型コロナの影響(令和元年と令和4年の比較)
入館者数 85.3%
販売額 116.0%
観光案内件数 69.4%
移住等相談件数 61.9%
・メンバーズカードの会員数
令和5年上半期までで25,256人
・ショップの売上金額ベスト5
1.果実(ブドウ、りんご、など)
2.小川の庄 縄文おやき(野沢菜)
3.花夢うらら 牛乳フォンデュ
4.ヌーベル梅林堂 くるみやまびこハーフ
5.えびす屋 わかさぎ空場(しお味)
・イベントスペースでの魅力発信
オープンからの通算
・県外からの移住交流の推進
・移住先としての長野県は大人気
移住したい都道府県ランキング17年連続1位(宝島社「田舎暮らしの本」
移住希望地域ランキング2位(相談の部:ふるさと回帰センター)
 ※長野県は銀座NAGANO、長野県事務所、ふるさと回帰センターと三か所で相談を受け付けているので、ふるさと回帰センターだけでの順位)
移住相談窓口等における相談受付件数等7年連続1位(総務省)

Q.銀座NAGANO、メンバーズとSNS(メールマガジン登録)との連携は?
A.現状連携していない。SNSは旬の商品の情報などを発信している。観光機構と連携して今後やっていきたい。

Q.定例会の際に来年、10年の契約満期で引き続きたいと話があった。一階のバルカウンターは閉めるという話だった。
A.県のアンテナショップとしてバルカウンターがあるのは珍しい。ワイングラスが掛かっているので入ってくる人もいるが、売り場面積を考えると。バルの機能は2階にあったほうが良いと考える。

Q.都内アンテナショップの中では唯一、ハローワークが入っている。本庁ではハローワークのことは分からないと言われたが?
A.移住相談、昔は年配の方が多かったが、今は子育て世代も多いので仕事の相談も多い。
A.暮らしと仕事はセット。なのでハローワークを置いている。東京事務所でも何かできないか?と考えて「しなの会」という任意の会をもって、ネットワークをつくっている。

Q.こことふるさと回帰センターとの連携は?
A.イベントの手伝いをお互いにやったりしている。
A.ふるさと回帰センターでの相談件数とここで件数が割れているので足すとかなりの数では。

Q.宿舎については、全部県の持ち物か?職員は家賃をいくら収めているか?
A.所長宿舎については、40年前から。家賃は県庁の基準で13000円ぐらいで住んでいる。

Q.銀座NAGANO、建物も良いし、立地も良いと思う。稼働率の分析は?
A.移住相談は土日は一杯。平日はそこまでではない。来年度から平日はやらない方向。2階は観光機構。アルバイト不足だったりする。

Q.企業立地について、誘致をして人が居ないなどの不満などはないか?
A.人手不足は懸念点。地域の企業からも心配の声はある。

Q.移住を考えている人は、どんな職種を望んでいるか?製造業などを選択する率は?
A.農業などを希望する人は多いが、移住が目的なのでどんな職種でも仕事として認識してしている。

銀座NAGANOは、都道府県のアンテナショップとしては成功事例との評価があるらしく、来年、3軒隣に新潟県のアンテナショップができるそうです。
日本酒やお米などはライバルになるかもしれませんが、相乗効果でお互いに売り上げが増すような仕掛けを期待したいです。

移動して、スタートアップ向けシェアオフィスを提供する CIC Tokyo さんへ。
日本最大級のスタートアップ集積基地「CIC Tokyo」」

・・・こちらは、、、様々な部分で想像していたよりもかなり上、、、でした。
こんな空間から自分らなんかは想像できないイノベーションが生まれるんだ!
と。
国力が低下している日本でも明るい希望だ!と。

虎ノ門ヒルズビジネスタワーの15、16階の6000㎡に
280社、2000人が働くシェアオフィス。

スタートアップ支援、
人と人がグローバルにつながる

新規事業の準備をしている大企業も入っている

1999年にケンブリッジで創業。
東京は3年前から。
グローバルに展開を続けているCIC
フィラデルフィアなどは、ラボもある(ライフサイエンス、薬、環境、、、などの研究開発型)
ベンチャーカフェは、東京だけではなく、名古屋、筑波、大阪、岐阜でも開催

都市の中心部にイノベーションエコシステムの集積拠点を創造
イノベーションを生み出すオフィススペース、共有エリア
イノベーションカルチャーをつくりたい、、、日本人は話しかけたりコミュニティづくりが下手。
コーヒーエリアで声掛けなどコミュニケーションを積極的に取るよう支援。
様々なステークホルダーが集っているので、日本人が不得手な横のつながりをつくれるようにしたい。

イベントハブとして、年間200件のイベント開催。
外部の方がつながりを創りたい、、、ということでCICでイベントを、、、というのもある。
一回100人ぐらいが集まるので、年間20000人が来ていることになる。

スタートアップといえばCICとという感じになった。

イベントはその時その時で終わってしまうが、
公共セクターからのスタートアップ支援の受託をしている。

大企業は1対1の関係が多いが、
N対N のほうが、、、コミュニティ型のスタートアップ

CICは、場所とコネクション、ナレッジを活用して、
スタートアップが進むようにしたい。

Q.設立から3年。ここで創業されて大きくなったのは?
A.うねりがおきる。大きくなってここから出ていった企業はある。

Q.ここへ入るために審査があるのか?
A.ない。ワンデスクから8万円から。

Q.入っている自治体は何を?
A.自治体内の企業の支援のために様々な企業と繋がる。CICに入っている企業の力を自治体内の企業へつなげる、、、など。

Q.一つ一つではなかなかイノベーションが生まれないけど、、、ここでは様々なつながりからイノベーションが生まれそう。企業や事業の発展につながった場合の成果報酬などはあるのか?
A.ない。CICは成果や評価を得るわけではないので。

Q.様々な空間が魅力的だが、CICに設計をする人もいるのか?
A.いないが、創立後20年の中であちこちでの経験を活かし、空間づくりに長けた方にお願いしている。コミュニティづくりのためのトライ&エラーでもある。

・・・
想像もできない新しい事業は、想像もしていなかった空間・コミュニティで生まれ育つ!とのイメージができました。
こういった場所で若者が刺激を受け、我々のような頭が固い人間の上に育っていって欲しい、、、日本のためには絶対に必要である、、、そんなことを感じました。

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