令和4年 2月定例会 一般質問④

本日は一般質問4日目。
清水は13:10に登壇し、

1.携帯電話の不感エリアの解消について
2.ICT教育について
3.新型コロナウイルス感染症について
4.ゼロカーボンに向けた企業局の取組について
5.障がいのある方の支援について

を質問しました。

清水正康一般質問動画

1.携帯電話の不感エリアの解消については、
前回も触れましたが本県には山岳エリアなど不感エリアがあり
・情報検索
・遭難時の救助要請(昨年は遭難者の80%が携帯などの通信機器を使用)
・災害時などのリアル情報受信
などを利用するために不感エリアを解消すべき!!との質問。

「住居エリアはほぼ解消されている」
「(市町村が主体となって取り組むこと、、、ということで)市町村へ投げかける」

といった回答。
「御嶽山や浅間山エリアでは地元市町村と取り組んだ」
と言う話もありますが、
山岳観光は広域にわたるので、
県として積極的に取り組むべき、、、と訴えましたが。。。

2.ICT教育については、
コロナ禍での急な休校はもちろん、陽性になったり濃厚接触者になったりで授業を受けれないためにICTを活用すべきと考えますが、一人一台端末を持ち帰っていない学校もある、、、ということで、現状認識と学びの保障の観点で質問。

「高校は100%ICT活用できていた」
「小中学校は休校などになった学校の内16校が使えなかった」
「1月末の段階で、公立学校の89.6%が持ち帰りができたが、10.4%はできていなかった」
「その理由は、フィルタリングやセキュリティ、ルール設定の準備」
「本年度中には全学校で持ち帰ってICTが利用できるように支援する」

端末、通信環境、使用ルール、教員のスキル・やる気が揃って使えなければ意味がない。どの学校も、どの児童生徒も使えるように支援を!

3.新型コロナウイルス感染症については、
これまでと特徴の異なる第6波の現状について、重量化リスクやインフルエンザとの比較について質問。

「1月~2月20日の間、重症化率0.046%、死亡率0.20%」
「インフルは医療機関からの報告(インフル死因の人数)しかないので、コロナと比較はできない」
「県内では37名がお亡くなりになり、35人が高齢者、35人が基礎疾患あり、37名全員がいずれか(もしくは両方)の該当」

コロナで健康診断の受診率が下がっているが、自身の基礎疾患の有無を知るためにも健康診断の更なる推進を!

4.ゼロカーボンに向けた企業局の取組については、
・デジタル化の推進でさらに電力は必要となる
・再生可能エネルギーの価値は高まる(使用電力の100%を再生可能エネルギーにする企業(エプソンさん、KOAさん)もでてきている
・豊かな水量と高低差のある長野県では、水力発電の更なる推進を
・安全保障上もエネルギーの自給率をあげるべき
といった観点から2050年に向かっての決意を問いました。

「新規電源については、スピード感を持って取組む」
「エネルギー自立分散型も」
「地域に近いところでも開発する」
「自らのみならず、市町村や土地改良区、民間事業者とも協力して」
「機会があるたびに周知している」
「水利権の課題や知見を活かすために水力発電推進研究会(仮称)を立ち上げる」

更なる取り組みと、天竜川や千曲川などの大きな河川の利用も是非、検討いただきたい、、、と要望。

5.障がいのある方の支援については、
県内の障害者福祉施設における文化芸術活動について、本年度県に設置される障がい者芸術文化活動支援センターとアーツカウンシルの関係について、障がい者の地域生活移行の支援について、西駒郷の今後について、、、質問

「文化芸術活動をしているは、111施設で年々増えている」
「障がい者の主体性・自主性の向上、地域住民との交流などの効果があり、自立や社会参加に果たす役割は大きい」
「活動の後押しが出来るよう芸術指導ができるスタッフを増やしていく」
「障がい者の芸術作品が販売できるよう支援する」
「アーツカウンシルは障がい者芸術文化活動支援センターを後押しする。アーツカウンシル独自でも障がい者アーツのモデルとなる事業は助成し、芸術文化の力を障がい者の社会参加につなげる」
「グループホームやアパートなどの入居支援、重度の方を支える専門スタッフの確保、保健福祉医療の連携など支援拠点の強化を図る」
「短期入所施設は160事業所、定員401人。福祉型が多く、常時医療的ケアの対応は約1割。障がいの重い方を受け入れることが出来る施設が限られる」
「西駒郷は、唯一の県立施設として、各圏域のセーフティネットの補完施設。地域生活移行の推進役。地域で生活する障がい者を支援するモデル施設」
「施設をコンパクトにしていく」
「現在利用されている方が安心して安全に、本人の意識を」
「強度行動障がいのある方の支援、大きな課題。障がい者施設のモデル施設。支援力、相談事業・育成機能を位置付け、強化をはかりたい」

障がいの有無にかかわらず文化芸術が各地で育まれること、西駒郷の機能強化、使われていない施設の整理をお願いしました。

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